ブランドのロゴやWebサイトなどをデザインを依頼する際、
なんとなくイメージはあるけれど言語化ができず他人に伝えられないことってありますよね。
どっちも好きで選べない!という状況に陥り、貴重な時間を消費してしまうこともあるのではないでしょうか。
今回はこの問題を解決する、「ムードボード」についてご紹介します^^
ムードボードとは
ムードボードとは、複数の写真やイラストを集めてポスターにしたようなものです。
イメージをコルクボードにピン留めしていくようなイメージで、1つの世界観を表します。
1枚で表現するのは難しいので、複数枚というところがポイントです。
実際にムードボードを作ってみた
例として、「都会的だけどカジュアルでユニセックスなステーショナリーブランド」を立ち上げるとします。
完全な私の妄想のブランドですが、こんなムードボードになりました。
実際のプロダクト(商品)をイメージできる画像もありますが、THE都会な風景だったり、オフィスの様子、「効率的に過ごす朝」な感じの抽象的な画像も含まれています。
真ん中の写真はもうただの模様ですし、イラストが入っていてももちろん大丈夫です。
このように、イメージを可視化・共有することによって、ぶれることなくブランドの方向性を作っていけます。
また、ロゴやWebサイト、パッケージデザイン等を外注する際にも、まずムードボードを共同作業で作成できるといいですね。
もちろん、インタビューだけでクライアントの想像を超える効果的なデザインを提案できる凄腕デザイナーさんも存在します☆
楽しいのでもう一個作ってみる
次は全然違う感じで、「日本の食材のみを使ったフルーツジュース屋さん」を仮定してムードボードを作っていきます。
キーワードとしては、以下のようなものを思い浮かべていましたが、伝わりましたでしょうか^^
・禅
・ミニマリズム
・落ち着き
・渋さ
【反省】私の妄想でブランドを作ろうとした結果、2例ともちょっと似た感じになってしまいました^^;
ムードボード作成に役立つ無料ツール・Webサイト
いや、これが出来たらデザイナーさんいらないよ!と思った方もいらっしゃるかもしれません。
が、ご心配は不要です!
2つのサイトだけ(しかも無料!)を駆使することでムードボードは簡単に作れます!
1つ目:Pexcels
まずはイメージを手に入れられないことには先に進みませんね。
こちらのサイトは完全無料・面倒な登録不要・商用利用可という素晴らしいサイトです。
ダウンロードもワンクリックで一瞬なので、本当にありがたいです。
一つ難点は、日本語に対応していないこと。
単語レベルで大丈夫なので、英語で検索しましょう!
どうしても日本語求ム、という場合は、以下のサイトもオススメです。
こちらも無料で利用できる同じようなサイトですが、写真のクオリティ/バラエティは少し劣るように思います。
また、ダウンロードの際にお馴染みのロボットじゃないですよチェックが入ることが多いので、少し手間です。(贅沢な話ですが^^;)
メリットとしては、ダウンロードサイズが選べることが多く、これはありがたいです。
2つ目:Canva
どの端末からでも使える素晴らしいアプリ/Webサイト。
ユーザー登録は必要ですが、多くの機能を無料で使うことができます。
検索窓に「ムードボード」と入れれば、数々のテンプレートが出てきますので、好きなものを選びます。(右下に無料と出ているものは誰でも使えます^^)
写真のアップロードも視覚的に出来ますし、とてもスムーズでストレスフリーです!
写真にフィルターをかけることもできるので、全体の世界観を揃えるのも難しくありません。
実は、写真自体もCanva内で検索・入手することも可能です。
テンプレート選択後、「素材」というタブで検索できます。
おまけ:Pinterest
そもそもブランドのイメージが自分の中でもしっかりできていない、という場合にはPinterest(ピンタレスト)を使ってみることをお勧めします。
Pinterest(ピンタレスト)は簡単に?難しく?言うと「画像検索エンジン」です。
気に入った写真を一つ見つけてクリックすると、似たような画像をたくさん表示してくれます。
「ボード」と呼ばれるフォルダを作って画像を保存していくことが出来るので、いろんなイメージに触れて、寄せ集めてみましょう。ブランドのイメージが固まってくるはずです^^
ムードボードを仕上げるちょっとしたコツ
最後に、本当にささやかなコツをお伝えします。
写真の配置を変えても違和感が無いようにすることです。
実例の画像をもう一度召喚しますが、この9枚の写真は、どの写真が隣り合ってもマッチすると思います。
例えば、右上の写真が左下に来たらなんだか隣や上のと合わないという場合は、世界観を絞りきれていないです。
世界観が広すぎると、結局デザインの方向性もブレていってしまうので、気をつけてみてください^^
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
少しでも参考になれば幸いです。
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